私が正社員に戻りたい理由|40代派遣の本音

わたしのこと(中年マト子について)

ようこそ、こんにちは。中年マト子です。

私は普段、派遣社員として平日フルタイムで働いています。
こうして派遣として働くようになったのは30代後半からで、それまではずっと正社員で働いていました。

正社員と派遣社員。どちらも経験した私が、それぞれ働いてみてリアルに実感したこと、そして今、正社員に戻りたいと思う理由について、今日は書いてみようと思います。

今の働き方を見直そうとしている方へ、もし私の経験が何かしらのお役に立つことがあれば幸いです。

「つなぎ」のつもりで始めた派遣

私は30代後半まで、正社員で事務のお仕事をしていました。ですが一時期、働きすぎて体調を崩してしまい、やむなく退職することになりました。

そして体調が戻ったあとに「つなぎ」のつもりで始めたのが、派遣のお仕事です。その働き方がとても心地良く、あっという間に数年が経過して、今に至ります。

今の派遣先は、ビルが立ち並ぶビジネス街の一角にあります。
派遣先としては3社目、まだ1年目の新人です。最初の慣れない時期は過ぎ、ここ最近は平和に業務をこなす毎日です。幸運なことに、ストレスになるような人もいません。

事務といえども、デジタル化によって書類を触ることはほとんどありません。ほぼ1日中、パソコンに向かってカタカタ、カチカチしています。

デスクから動くのは、お昼休憩やトイレに行くときぐらい笑
なので、帰るころには足がむくんでパンパンになり、足首も埋もれてしまいます。

「また正社員として働きたい」と思う理由

私に関して言えば、一番の理由は「収入の差」です。
派遣はボーナスがない分、どうしても年収が低くなります。

日々の生活はやりくり出来ていても、貯金にまわせるお金をもう少し増やしたいと思うと、やはりボーナスのある正社員が良いなと思います。

そしてもうひとつ、私自身の性格が「できることを増やしたい」「もっと成長したい」と思うタイプだということがあります。

派遣はどうしても業務の範囲が限定的なので、「もっと挑戦したいのに」「ここは触れさせてもらえないんだな」――そんなもどかしさを感じることが増えてきて、正社員に戻ることを意識するようになりました。

それは、一度体調を崩してしまった自分が、ようやくそこまでの気力を取り戻せたという証拠でもあるので、すこし感慨深くもあります。

ただ、40代の事務で、派遣から正社員へ戻るのは、簡単なことじゃないと思います。
派遣先が変わるタイミングで正社員への転職活動もしましたが、結果的にご縁がなく、次の派遣先へ…ということを繰り返してきました。

今も派遣で働きつつ、転職サイトのチェックは続けています。
ただ、体調を崩した経験から、自分自身を大事にすることの大切さを学んだので、正社員であればどこでも良い、という訳ではありません。
正直、そこの兼ね合いがいちばん難しいところですが、あまり悲観的にならず、自分なりに進んでいくしかないと思っています。

正社員と派遣のリアルな違い

派遣で働き始めたころ、「正社員のときより、めちゃくちゃ楽…!」と衝撃を受けました。
大げさに聞こえるかもしれませんが、時間の流れ方がぜんぜん違う感覚でした。

正社員の頃はプレッシャーや締切と戦う毎日だったのですが、派遣ではそこまで重要度の高い仕事がまわってきにくいからかもしれません。

同じような業務をしていても、どこかに線引きがあって、
・責任の重くない部分を任される
・無理な残業を求められにくい
・上司や先輩からの無茶ぶりが少ない
・会議や研修が少なく、スケジュール的に余裕がある

など、心と体の負担はかなり軽くなりました。
派遣という立場だからこそ、いざという時は派遣会社が間に入ってくれる安心感もあります。

ただその分、当然ながら年収は低く、昇給やボーナスも基本的にはありません。
あくまで私の場合ですが、正社員と派遣の違いは、「楽さ」と「収入・安定性」のバランスだなと感じています。

派遣に向いてる人・派遣のメリット

派遣という働き方は、「今の自分の状況にちょうどいい」と感じる人にとっては、とてもいい選択肢だと思います。
もちろん選ぶ職場によって状況は変わるでしょうが、例えばこんな人には向いているのではないでしょうか。

【派遣に向いてると思う人】
・仕事とプライベートを分けたい人
・プレッシャーの少ない働き方を望む人
・昇進することに魅力を感じない人
・対人関係で消耗しやすい人(※間に派遣会社が入ってくれる安心感)

また、派遣は数カ月ごとに双方合意の上で契約更新を繰り返していくので、働いてみて合わないと感じたら「契約更新しない」という選択肢があるのも、派遣ならではの強み。

退職を経験した私にとって、無理のない距離感で働けることは、やっぱり大きなメリットだなと感じます。

おわりに

派遣にも正社員にも、それぞれの良さと難しさがあります。
どちらが正解というわけではなく、そのときの自分の状況や気持ちに合わせて選ぶことが、何より大切なんだと思います。

私自身、派遣で無理をせずに働くことができて、本当に助けられたと思っています。
自分をすり減らさずに「健やかに働く」ことが、こんなに日々の豊かさに繋がるんだと、この数年で実感しました。

今の働き方に感謝しつつ、さらに一歩進みたい気持ちもまた、大事にしようと思います。
みなさんも、どうかご自愛ください。

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